こんにちは、ぽんくろです。
10月5日に楽天投信投資顧問の公式より経費明細の内容について補足するレポートが公開されました。こうしてわざわざレポートを出すくらいなので運用報告書を公表した後で反響がかなり大きかったのでしょう。
内容の詳細については以下のリンク先に公式のレポートがあるのでご確認ください。
中身を超ざっくり説明すると「ファンド設立初期には計算上の綾で売買委託手数料が膨らむからヨロシク!」っていう感じのことが書かれています。
売買委託手数料は今後どうなるか?
確かに第1期の運用報告書を見て売買委託手数料が思った以上にかかっていたことには最初驚きました。しかし、その後にいろいろ調べてみた結果、とりあえずそこまで騒ぐほどのことでも無いという結論に達しました。
公式レポートでも書かれていますが、僕としてもこの部分はおそらく今後は下がっていくだろうと考えています。
このとき参考にしたのがSBIアセットマネジメントのEXE-iシリーズです。このシリーズは楽天バンガード・ファンドと同様に米国ETFで運用するコンセプトの投資信託です。
EXE-iシリーズの経費明細から売買委託手数料だけ抜き出して整理したのが以下の表ですが、初めのうちはかなりの高コストだったのが次第に下がってきています。
第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | |
---|---|---|---|---|
EXE-i 先進国株式ファンド | 0.034% | 0.042% | 0.020% | 0.013% |
EXE-i 新興国株式ファンド | 0.126% | 0.025% | 0.017% | 0.016% |
EXE-i グローバル中小型株式ファンド | 0.134% | 0.019% | 0.016% | 0.011% |
また、EXE-iの紹介ページにあるコラムの中でも売買委託手数料について次のように書かれています。
ETFの売買にかかる費用は、投資信託を設定した1期目は現金資産からETFを購入することになり、かつ、資産残高が増加していく中、ETFの追加購入をするため、2期目以降より費用が相対的に高くなります。
つまり、新規資金の比率が高くなる運用開始当初についてはどうしても構造的に売買委託手数料がかさむことになるのです。純資産総額が成長して全体に占める新規流入資金の比率が下がってくると、ETF売買が必要になる比率が薄まっていくため自然と手数料も低下していきます。
今回の楽天投信投資顧問からのレポートでもだいたい同様の説明がされており、この部分に関しては想像した通りの内容でした。
それよりも
ということで、僕自身は売買委託手数料に関しては自然と下がっていくと想定しているため、第1期の結果についてはさほど問題視してはいません。
それよりも経費明細だけじゃ説明がつかないベンチマークとの下方乖離について詳しく解説してください!