【S&P500】SPY・IVV・VOOのちょっと変わった使い分け方法

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こんにちは、ぽんくろです。

S&P500指数に連動する米国ETFとしてSPY・IVV・VOOの3つがあります。これらはファンドの純資産規模でそれぞれ全米1位・2位・4位に君臨しており、米国を代表する超巨大ETFです。

今回はこれら3つのETFを使ったちょっと変わった積立投資の方法を紹介したいと思います。

3つのETFは相場状況に応じて買い分けよう!

今回の投資方法のポイントは積立投資を行う際に3つのETFを使い分けることで平均取得単価の水準を三段階に分けて管理できる点にあります。

例えば、相場状況に応じて次のようなルールで積み立てを行う銘柄を毎回変更します。

相場が割安のとき  SPYを買う
相場が割高のとき  IVVを買う
それ以外のとき  VOOを買う

このときの割安・割高の判断は感覚的なもので構いません。どれに投資しようと結局はS&P500連動ETFであり、ポートフォリオ全体として見れば何ら違いは生じないからです。

なお、米国市場の特性として割安に感じる相場状況はめったに発生しません。なので、金額構成比がいちばん小さくなるであろう割安銘柄に最も経費率が高いSPYを割り当てることで全体としての平均コストを抑えています。

それでは、この使い分けを行うことによるメリットについて次から説明していきます。

メリット①:積立投資を継続するための心理効果

この投資方法の一番のメリットは心理面での効果にあります。3つの銘柄は実質的に同じもののはずですが、買い方が違っていると何故か別モノと感じてしまいます。これはメンタルアカウンティングの一種と言えるかもしれません。

積立投資の基本はドルコスト平均法で毎月一定額を機械的に積み立てていくことです。しかし「言うは易く行うは難し」で、実際にやってみると途中でどうしても邪念が入り込んできます。

「今は株価が割高だから一旦買うのは止めて、後で割安になった時に買おう」といったタイミング投資の誘惑に屈する投資家は多いですが、結果的にそのまま積み立てを継続していたほうがリターンは高かったということが往々にしてあります。

このとき「割高と思ったときに買う銘柄」を分けておけばメインの銘柄は取得単価を上げずにすむことから、高値買いの心理的な抵抗感が小さくなるのです。

もしその直後で実際に株価が下がれば「ほら見たことか!」といった感じで何故か誇らしくなることすらあります。

メリット②:市場の過熱感を判断する目安にもなる

また、この投資方法はポートフォリオ内にある3つの銘柄の状態を見ることで相場の割安・割高をざっくりと掴むことができます。

例えば、もし全ての銘柄に含み益が出ている状態であれば現在の市場価格は割高と思って買った時以上というなので、市場は過熱気味だと判断できます。

逆に全てが含み損の時は市場のセンチメントはかなり悲観的であると言えます。

とはいえ、米国株は基本的には右肩上がりであるため、投資期間が長くなってくると全ての銘柄に含み益が乗っている状態が恒常化してしまうので判断基準は適宜変えてやる必要があります。

メリット③:どうしても売る必要があるときに節税できる

資産形成期においては複利効果によるメリットを最大限に享受するため、保有銘柄はできるだけ売却せずに運用を継続することが重要です。

ただし、長い人生の中では不測の事態によってどうしても現金が必要になることも十分に想定されます。

このとき、この投資方法であれば最も含み益の水準が小さい(=割高なときに買った)銘柄から順に売却していくことで課税によるロスを最小限に抑えることができます。